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CHOYA NATURAL BEAUTY

Apr 10 2026

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ホタテの貝殻から作られたクリーナー&ウオッシュパウダー

今回は、ホタテの廃棄貝殻を使ったオーガニック洗浄料『Shell we clean?』について、このアイテムを手掛ける株式会社山神の相澤理恵さんにお話を伺いました。
株式会社山神は、約50年にわたり養殖から加工までを一貫して手がけてきた、いわば“漁師発”の会社です。現役の漁師でもある社長が自ら海の状態を見極め、最適なタイミングで水揚げを行うことで、ホタテの一番おいしい瞬間を逃さない体制を築いてきました。
水揚げされたホタテはその日のうちに自社工場で加工され、急速冷凍されます。解凍すれば刺身のように楽しめるボイルホタテは、素材本来の旨味をしっかりと感じられると評判です。丸ごと一粒を使ったフライや、オリーブオイル漬けといった商品も人気で、特にオイルに染み出した旨味は、パスタなどの料理を手軽に格上げしてくれます。
そんな“ホタテ一筋”の企業だからこそ、避けて通れない課題がありました。それが、加工の過程で大量に発生する貝殻の存在です。年間で約7000トンにも及ぶ貝殻は、一部こそ再利用されるものの、その多くが埋め立て処理されているのが現状でした。貝殻は自然に分解されにくく、積み上がる一方の“未利用資源”。この問題に向き合ったことが、新たな挑戦のきっかけとなります。
「海から恩恵を受けているからこそ、少しでも海に還元したい」——そんな思いから開発されたのが、ホタテの貝殻を再利用したオーガニック洗浄料『Shell we clean?』です。従来、水に溶けにくいとされてきた貝殻の特性に対し、独自技術で安定的に溶解させることに成功。これにより、洗浄料としての実用化が実現しました。
この製品の大きな特徴は3つあります。まず、成分はホタテの貝殻100%であること。天然由来のアルカリ性を活かし、界面活性剤や香料を使わずに高い洗浄力を発揮します。次に、特許出願中の技術により、通常の約3倍の濃度で成分を安定化させている点。これにより、除菌や消臭、油汚れの分解といった機能性が高められています。そして3つ目が、容器にまで貝殻素材を活用していること。全体の約30%に貝殻を使用し、製品全体でサステナブルな設計がなされています。さらに、フランス発の国際認証「エコサート」を日本の洗剤部門で初めて取得した点も注目に値します。
ラインナップは、野菜や果物を洗うパウダータイプと、キッチンや日常の掃除に使えるスプレータイプの2種類。特にパウダーは、水に溶かして使うことで水洗いよりも多くの汚れや菌を除去し、鮮度の維持にもつながります。一方スプレーは、テーブルの除菌や油汚れの分解、生乾き臭の軽減など、日常のさまざまなシーンで活躍します。
強アルカリ性でありながら、肌への刺激は生理食塩水と同程度とされており、小さな子どもやペットのいる家庭でも安心して使えるのも魅力のひとつです。アルコールを使用していないため、肌トラブルを避けたい人からの支持も広がっています。

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